村上回顧録(禁断のビジネスエンターテイメント)の幕開け-Vol. 001 勘違い男は「課長」に多い!?
- MY
- 2022年1月4日
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更新日:2023年9月24日
かねてより、書き溜めてきました村上の自分史のドキュメンタリーをブログとして記録していくことにしました。
(過去、本人から聞き取ったものを村上物語として掲載していましたので、重なる部分もありますが、今回より、本人が記述してきたことを掲載することにいたします。思い出しながら綴っていたので、年代順ではないことも多々あります。
Vol. 001 勘違い男は「課長」に多い!?
アメリカに長く居ると、私を頼って家族旅行の気分でアメリカに来られる方がいる。もちろん、初めて会った人ではなく、以前に一度ないし二度程度アメリカ(LA、NY等)にビジネスで来た団体メンバーとして、私が世話したことがある人で、本人はごく真面目に自分だけ特別扱いされたと勘違いし、その後の付き合いに「発展した」ケースである。
しかしながら「発展した」とは本人のみが感じているだけで、私自身はそうは思っていない。他のメンバーと同じく平等に付き合っていたに過ぎないが、本人はいたって”能天気”で、特別親友にでもなった気分でいる。したがって、その課長の家族旅行先に、わざわざLA(私が住んでいた頃)を選び、私の都合も聞かず、強引に奥方、息子や娘までも引き連れて訪ロスし、私をディズニーランドへのドライバーとして使い(無償で)、チャイナタウン(ハリウッド)、センチュリータウン、サンタモニカ、マリヴ、etc.に2日も3日も引き回す。おまけにランチまでご馳走させられるし、”アッシー君兼メッシー君”として扱われる。それも、1回で収まらないケースもある。
このような扱いをする人は、大手卸食品企業の課長クラスに多い。そして、そういう人からは、まず仕事を発注されることはない。
彼の奥方は滞ロスのあいだじゅう恐縮しきりだった。”とらやの羊羹だけじゃ少なかったかしら。”と思わせるほどの思いをしていたかもしれなかった。子どもたちはただ能天気に父親の言うことを聞いているだけである。そして、また別の機会に今度は自分の上司の部長にまで、私を紹介する。必要もないのに、私の友人(私はもう友人扱いされている)がLAに住んでいるので、部長の旅行の面倒みさせましょうと私のことを紹介する。
残念ながら、私はその時に先約があり、お断りすることになる。可哀想なその課長は家族にも上司にも良い顔をしないと出世できないようだ。評価するならば、個人的な働きではなく、仕事の内容で評価してもらいたいものだ。このようなことを考える課長は食品卸企業に多いのかも(?)しれないし、企業の評判とは反比例するのかもしれない。